MENU

てんちょブログについて

■ガネットてんちょの大好きプラモデル!のコーナーを開設しました。
このブログを通じて少しでも多くのお客様にプラモデルの楽しさを感じて欲しいです。多方面の方からの寄稿や『模型』に関するキーワードで盛り上がって行きたいです。

■店長イチオシのコーナーもこちらにお引越し。
イチオシのキットや、工具、お役立ちグッズや資料など、てんちょがよりすぐりの商品をお伝えしていきます。お楽しみに。

2020.07.20(月) 13:22

【店長ブログ】ファインモールドさんのお気持ち確認したくって来ちゃった!!の巻

お疲れ様です。

 

お久しぶりです。

 

コロナも出たりひっんこんだりでハラハラする毎日です。

 

 

7月に入り今まで止まっていたイベントも徐々に再開しています。

 

てんちょもその先のイベントなどのお打合せでバタバタしてきました。

 

ブログも止まっていましたので、気持ち切り替えて書いてみたいと思います。

 

ファインモールドさんから

完全新金型の航空自衛隊F-4EJ/EJ改戦闘機が発表され、色々とネットや模型雑誌誌面で細かく紹介されていますね。

 

意外と穴であった機体の決定版がようやく発売近くなってきました。

 

私も、ファインモールドさんからF-4EJ/EJ改戦闘機が発売されるのはとても意外でした。

 

今年は、静岡ホビーショーも中止となり新製品のお話しを聞く機会が無くって、

 

どう皆さんにお伝えしようかと悩んでいました。

 

そうだ!!行って聞いてくればええやん!!

 

で・・・・

 

 

ファインモールドさんのお考えやお気持ちが聞きたくて、

いてもたってもいられなくなり、先日豊橋市老津のファインモールドさんまでガネ子さんと行ってきました。

 

コンパクトながら、事務所、工場、倉庫とプラモデル工場のすべてがギュッと詰まっていて

 

イタリアのカロッツェリアてな感じですか。

 

F-4EJ/EJ改戦闘機の事は、ファインモールドさんのSNSなどで詳しく解説されていますので、

今回は、開発への意気込みや苦労話中心に聞いてみました。

 

ガネット通信社の大木がレポートいたします。

 

キットのコンセプトは、

誰でもサクッと早く作って完成させて欲しい。

シンプルかつ作りやすいってことです。

 

2個、3個と買いたくなるキットにしたいそうです。

 

ディティールがきっちりリサーチされているのは当たり前ですが、

 

作りやすさを一番に考えたためなるべく部品点数はできるだけ抑えたそうです。

 

ビギナーとベテラン両方が納得いく落としどころで金型が進行されています。

 

今までのキットは、胴体左右合わせで背中に継ぎ目が出来て、パテ処理などの工程が必要でしたが、

 

継ぎ目はスジボリの位置や見えない部分に配置し

鈴木社長さん自身が自分だったらこの作り方が良いとモデラー目線で金型開発されていますので、ツボを押さえた組立構成になっています。

 

世の中で一番初めに作るのは社長ご自身ですから、作りにくい訳ないのです。

 

ここが一番苦労する所だと感じました。

 

何度も何度も、金型を修正したりして、妥協してない所も良いですね。

 

発売の直前まで修正が続くそうです。

 

押し出しピンの位置も大切で、これをランナーなどに上手く配置することで、金型からの抜けが良くなり

パーツの湯流れ不良などが起きにくくなります。

 

なので、開発に時間がとっても掛かります。

 

CADの操作や金型製作、放電加工、成形機など、びっくりするくらい高価な機械が並んでいました。

 

金型ってこんな感じです。

 

 

 

高価な金型がゴロっと置いてありました。

 

 

鈴木社長さんは

“自分で最初に作るのだから、自分の作ってみたいクォリティーを大切にしています。

うちのキットはモールドも繊細だし、パテ要らず、サフェーサーは使わないでください!!“

とおっしゃっていました。

 

自信の表れですね。

 

キットに離型剤も付いていないので、そのまま作れる。

 

さすがメイドインジャパン!!

 

時代と共に進化しているプラモデル。

 

更に新しいことにチャレンジされる鈴木社長さんとスタッフの皆さんはとても素敵でした。

 

そうそう

普通模型作るのにハウツー本って世の中にはたくさんありますが、金型のガイドブックは殆ど無いそうです。

 

すべて、独学とトライ&エラー 体で覚えるてことですね。

 

ここにノウハウがあるってことです。

 

 

 

模型メーカーさんの出してくれたキットたちは なが~~い プロセスを踏んで皆様のお手元に届くのですね。

 

温かい目で見て、次の開発のために、小売りはしっかり売る!!

 

お客様はたくさん買って作ってみる!!

 

そうすれば、私たちが欲しかったキットをたくさん開発してくれるってことですね。

 

今回は、押しかけてお話聞いて来ましたが、模型に対する気持ちや愛を感じながら、その業界で同じようにお仕事させていただいている事に感謝したいと思います。

 

 

 

敷地内にガレージがあり、その中には、てんちょ大好きキューベルワーゲンが入っていました。

 

 

 

また、無可動実銃など軍装品などもギッシリ。

 

 

 

 

思わず、長居してしまいました。

 

てんちょもいつか、お仕事頑張ってキューベルワーゲンなんて所有できたら夢のようだなぁとガネ子さんの目を気にしながら、ニマニマしておりました。

 

ドリームズカムトゥルーです。

 

夢は叶えるものです。鈴木社長はそれを地でいらっしゃいます。

 

私はまだまたこれからです。

 

“面倒くさいことをするからお金がいただけるのです。”とおっしゃっておられました。

 

私もこれからもめんどくさいこと、しんどいことやり続けたいと思います。

 

いや~~行って良かったです。

 

お忙しいなか 長々とお付き合い頂きましてありがとうございました。

 

 

 

番外編

てんちょサラリーマン時代にご縁のあった場所に寄り道

 

万場調整池です。

 

 

 

懐かしいかったので写真撮って来ました。19万㎡ 外周6㎞のでかい現場でしたね。

 

また、来るからね~~~。バイバイ!!

 

取材日:2020年7月14日