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てんちょブログについて

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2018.11.21(水) 17:24

【店長ブログ】タミヤさんの新金型1/48 スピットファイア 精密レポートの巻

お疲れ様です。

 

11月17日(土)にツインメッセ静岡で開催されましたタミヤフェアに行ってまいりました。

 

お目当ては、完全新金型1/48 スピットファイア Mk.Ⅰです。

 

自分の目で見たかったので、早速ブースへ直行。

お時間取っていただき、かなり詳しくお話し出来ましたので、きっちり聞いたことご報告させていただきます。

しっかりメモって来ました。

 

はじめに

従来製品とは、全く異なる機体形状を新規作成しています。

 

1/32スピットファイアMk.9の3Dモデルを基本にしているそうです。

エンジンカウル、風防、ラジエター、オイルクーラー等を新規に作成しMk.Ⅰをしっかりと再現できたそうです。

 

 

各ポイントについて。

 

胴   体

スムーズな側面形と上面形。

水平尾翼下、尾部の絞込みもばっちり再現されています。

 

主  翼

秀逸なねじり下げの再現と優美なスピットの主翼が正確に再現されています。

ラジエター後方に配置された機関銃の暖気パイプと左右の翼下面のアウトレットの他に“Aウイング”のパネルライン等のディテールも忠実に再現されています。

 

プロペラ

正確なアウトラインと適切な断面の捻りを再現しています。

 

風  防

従来製品では第二風防の開閉にこだわりプラの肉厚分大きくなってしまっていた風防を

新製品ではスケールに忠実な大きさに改め、アンバランスなプロポーションの問題を払拭しています。

 

コクピット

各操作レバーやバルクヘッド、酸素ボンベ等を詳細に再現しています。

手動式主脚引き込みハンドル等スピット初期型の細部のディテールも忠実に再現しています。

エッチングパーツがキット標準でセットされており、シートベルトや計器盤下のコンパスブラケットやラダーペダルのストラップが精密感を高めています。

 

ランディングギア

左右一体部品とし、確実な組み立てと強度を両立出来ています。

この構造を取るため、主翼下面外板を実機のパネルラインで一部分割しています。

このパネルのフィテングの調整は万全とのことです。

 

他、気が付いたところです。

 

1/32スピットMk.9と同様に主脚収納庫壁部品を用意して、後方に傾斜した形状とディテールも忠実に再現されています。

 

水平尾翼は実機同様に左右一体に組み立て、後方かろから取り付けることで尾翼のアライメントを確実に出せるように工夫されています。

塗装のしやすさも考慮されていますね。

 

フロント風防は、側面が曲面構成の初期の標準風防とそれに防弾ガラスを増設した仕様を用意されています。

実機同様に別部品の防弾ガラスを風防前に取り付ける構成です。

バックミラーは小型のT字タイプの他に、大型の箱型タイプも用意されています。

資料本等でよく目にするDW◎Kを忠実に再現できる所はうれしいですね。

 

照準器は、リフレクタ-が角型とオーバルの仕様の他に、

初期の生産機に見られる照門式も組み立て出来ます。

 

アンテナ支柱は、上にテパーが付いたスタンダードタイプに加え、細く平行なロッドタイ

プも用意されていました。

 

ピトー管は、パイプが1本のスタンダードタイプに加え、2本の初期仕様も用意されていました。

 

風防は実機に忠実なサイズで開閉状態を再現できるよう胴体を大きく分割しそれぞれ専用部品がありました。

風防開状態は、従来製品とことなるアプローチをとり肉厚を胴体断面内に収める処理を施されています。

 

風防開状態では搭乗用ドアを開いた状態に組み立てられます。

 

マーキングは、それぞれ異なる下面色を楽しめる3種のマーキングが用意されています。

①バトル・オブ・ブリテン参加機・・・下面色 ダッグ エッグ グリーン

②ダンケルク撤退支援作戦参加機・・・下面色 銀地 + 主翼・左黒 右白

③第二次大戦前のマーキング    ・・・下面色 シルバー

 

ラジエターとオイルクーラーのコアや、照門等をエッチングパーツでシャープに再現されています。

 

スライド風防左側面にある非常時緊急脱出用パネル(ノックアウトパネル)は打ち抜き済みの糊付きシールで実機の構造を再現されています。

 

初期のMk.Iには、燃料タンクパネル側面に補強がありこの部分をインク盛り付け印刷で表現したステッカーで手軽に再現できます。

 

上級者向けに、エッチングパーツにもパーツが用意されています。

 

風防の塗装に重宝するマスキングステッカーがつく豪華な内容です。

 

これでもか、とかなり詳しく書かせていただきました。

 

たまにゃ~模型店のてんちょらしいこともなんてね!!

 

つまり、従来からあるタミヤさんのスピットとは全くの別物だと理解しました。

 

これは、前のスピットの他に押さえなければならないキットだったのです。

 

前のスピットがあるから今回はどうしようかな?なって言っている場合ではありません。

 

前述しました部分を組み立てながらぜひ体感してください。

 

今世紀1番のスピットのプラモデルが出たことになりますね。

 

お値段もお手軽なので複数買いおすすめいたします。

 

発売は12月中旬~下旬の予定です。

 

年末紅白歌合戦見ながら、『ここがこうなっているのかぁ』などあらたな発見してください。

 

ここまで調べたガネットのてんちょはえらい!!と思われたら、ぜひお店でご予約くださいね。

 

ああしんどかった!!

 

以下写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おしまい。

ふぅ~~~